7月の過ごし方

温熱環境

ここ最近、曇りや雨が多く日照時間も減少気味です、都心では33年ぶりの真夏日がない7月前半、ニュースでも野菜の生育や収穫にも影響が出て、出荷できない物が増え価格も上昇傾向にあります。北海道においても、5月には30℃を超す日々、何十年ぶり、史上初と言った文字も何回見たことでしょうか、年々外部の環境は厳しさを増すばかり。それでも快晴がなく、曇りが多いといっても6月よりは平均気温は確実に暖かく、湿度量も上昇しております。これくらいの温熱環境のコントロールが一番難しいです。日中の室温の上昇はある程度抑制できます、これまでなら夜間冷風で冷ましていたが、これくらいの季節になるとかなりの高湿度の空気が室内入ってきます。そうすると、家の中の相対湿度が上昇し、蒸し暑く感じたり、室内で干す洗濯物の渇きも悪くなります。窓を開けると、湿った空気が入る、こんなときは素直に機械を使って、コントロールしたいですね。

 

7月気温データ

エアコンで室温調整するのですが、高断熱、高気密住宅の場合、少ないエネルギー量でもエアコンが効き、設定温度になるとすぐに止まるんですよね。設定温度25.5℃、冷房除湿にて運転すると、1時間17分後に停止、その際の消費電力は222w、翌朝、人が活動して室温が上昇するまで作動しない。この辺の操作には慣れが必要かもしれません。どうしても温度を優先してエアコンが動くので、暑すぎず、寒すぎない湿ったこの時期の湿度調整が一番むつかしいです。

7月HEMSデータ

それでも、調湿機能をもった建材や、床や建具などの自然素材の力のせいなのか、24時間機械にたよらなくてもある程度の相対湿度の上昇は抑えてくれるようです。まずは建物による断熱性能や、気密性能、その他遮熱にて日射コントロールすることを心がげ、それでも足りない分をほんの少しのエネルギーで賄う事が省エネで快適な生活につながります。

気持ちよく晴れた日には窓を開け、雨や、曇りの湿った時は、できるだけ、外部の影響を受けない程度に窓を閉め、機械による、冷房や、除湿を心がけると快適な環境で過ごせます。環境省が決めた冷房の推奨温度28度ですが、私個人的には少し暑く感じます。26℃くらいまでなら、それほどでもありませんが、27℃を超えると、少しムッと感じ始めます。できれば26度以下に抑えたいのですが、日中は家にいないのと、起きてる時はまぁ、どうしようもないほどでもないので、特に何もしていません。でも夜寝るときにはひんやりするくらいが気持ちよいので、夜間にエアコンを付けて、熟睡できるようにしています。

 

 

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