エアコン暖房 VS 温水床下暖房

ZEH検証

寒さが一段と増してきた今日この頃、日の平均気温が5℃を下回り、エアコンの稼働時間も長くなってきています。実は我が家にはメインの暖房として都市ガスを熱源とする温水式床下暖房があるのですが、この暖房開始時期にはそれよりもエアコンを利用することが多いです。それは機械の特性の違いによるところのためです。

エアコンはスイッチを付けて数分後には温風が出てきて温まりますが温水暖房はスイッチを入れても温まるのに、時間がかかるのです。頭では理解しているつもりでも家の中で実際に使って初めて理解する部分もあります。

下記は連続暖房を終えたあとの5月、少し寒さを感じたため、床下暖房を再度使用した時の様子です。

2016.5.11netamo
2016.5.11ガス

13:00くらいから約4時間ほど床下暖房を使用したところ約1.68㎥の使用で1Fの室温の上昇がみられますが、2Fには1Fほどの上昇はありません。(HEMSのデータは給湯・調理に使用される分も含まれています)

 

HEMS検証
HEMSってどれくらい正確なのか実際にとれたデータと比較してみた

 

下記は暖房期の11月に間欠運転にて床下暖房とエアコン暖房を使用した時の様子

2016.11.4netamo
2016.11.4ガス

外気温のデータが少しとんでいますが、この日は気象庁によると最高3.9℃最低-3.0℃の平均0.3℃の冬日となっています。朝3時ごろから12時ごろまで床下暖房にて暖房、約3.1㎥の使用となっています。(午後は給湯・調理のガス使用)

15:00頃また肌寒くなってきたので、今度はエアコン暖房にしてみました。

2016.11.4エアコン

その時間7時間ほどで約4.0kwの使用となっています。

床下暖房は室温上昇もゆるやかで時間がかかるのに比べて、エアコンは暖められた空気が上昇するため、2Fの室温も温水暖房に比べ、即効性があります(その分停止した後の室温の低下も急速です)

それぞれの時間・エネルギー使用量からの金額・単価を表にしてみました。単価は地域やプランによって違いますが、一つ目は2016年度の総支払金額から使用量を割り返した単価で試算。もう一つは基本料金を差し引いたおよその単価にて試算。(太陽光自己使用分は考慮せず)

電気 1kw=48円 ガス 1㎥=103円とした場合
電気 ガス 料金 概算時間 単価/時間
2016年5月11日 1.68 173 4.0 43.3
2016年11月4日 3.11 320 9.0 35.6
2016年11月4日 4.0 192 7.0 27.4
2019年10月16日 1.7 82 5.0 16.3
電気 1kw=30円 ガス 1㎥=70とした場合
2016年5月11日 1.68 118 4.0 29.4
2016年11月4日 3.11 218 9.0 24.2
2016年11月4日 4.0 100 7.0 14.3
2019年10月16日 1.7 43 5.0 8.5

どうも金額の側面からみても、間欠運転するときは床下温水暖房よりもエアコンの方に分がありそうです。しかもエアコンに関しては外気温が高いほどその効果も良いようです。このような結果から、少しの時間に少しのエネルギーだけを使うのに非常に効果的で連続運転するまでの間はエアコン暖房を利用するようにしています。

※これらは1つの例であって、敷設率の高いヒートポンプ式床暖や、2Fにパネルヒーターなどを設置されている場合はまた違った結果になるかもしれません、ご参考程度に。

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました