真夏日の過ごし方

温熱環境

ここ最近ずっと天気が悪く長い雨がつづいていましたが、やっとそれが終わったとおもったら、突然の30℃越えの暑さ、それに皮膚にねっとりとまとわりつく空気、何もしないのにじんわりと汗が噴き出てきます。梅雨やジメジメした暑さは北海道でもだんだんと普通になりつつあるのでしょうか?完成した2016年の30℃を超えた日の様子はこんな感じでした。高断熱、高気密住宅は冬にはその性能を発揮する効果がありますが、夏には逆にその性能がマイナスとなるのでしょうか?

2016真夏日

出来るだけエネルギーを使わないように心がけていたこの年、日中はシェードを下ろして日射遮蔽を夜には窓を開け冷風にて調整、それでも蒸し暑く感じるときはエアコンによる除湿にて過ごしていました。その時のエアコンの使用量がこれです。

2016真夏日エアコン

高断熱、高気密住宅は必ずしもサウナのように家の中が蒸し暑くなるわけではありません。きちんと施工すれば外気温の上昇以上に家の中が暑くなることはありませんし、エアコンを付けても少ないエネルギーでもちゃんと効きます。

 

月日が経った2019年夏、前日まで雨が続く天気でずっと湿度が100%、蒸し暑い。それを少しでも抑えるべくエアコンの除湿冷房運転で24時間連続するとこんな感じです。

2019真夏日

 

2019真夏日エアコン

設定温度に達している状態ではエアコンの電源が入っていても運転する必要がなく電力はあまり消費しないようです。しかし外気温が30℃を超えたあたりから冷房負荷がかかり始め消費電力が上がり、室温の上昇を抑えるだけでなく、除湿もしっかりされるようです。そして外気温の低下と共にエアコンの消費電力も下がり始めます。ある意味外気温が30℃以上常にある方が、エアコンがしっかり働いて室内環境はコントロールしやすいです。

必要な時だけでエアコンを使って1日約1.3kw、24時間連続で使っても1日約3.3kw、その差は2kwで、1kw=30円で計算すると1日60円程、ソーラーパネルがあり自己利用をしているとその差は13円程しかありません。節約してまずまずの快適さで過ごすも良し、それくらいの差額ならばと24時間利用するのも良し、人それぞれの考え方ですが、それほど気にするような金額でもないように思えます。まずは高断熱、高気密住宅にして、室内の温度を1℃上げたり下げたりするエネルギーを小さくすることで、快適な環境を手に入れやすくできるようです。8月の盆を過ぎたら夏が終わるイメージの北海道、今年の夏は短いようです。

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